ピリ・レイスの地図の外にも古代の地図が発見されていた。
ピリ・レイスの生きていた時代よりさらに約200年前の1339年のダルサートのポルトラノと呼ばれる地図はヨーロッパ、地中海を正確に描き、アイルランドからドン川に至るまでの精度は16世紀になっても誰も知らなかった知識をもとに描かれていた。
そのポルトラノの作成者達は、あの消え失せた世界最初の大図書館、アレクサンドリア図書館に保管されていた地図やマケドニヤのアレクサンダー時代の地図を模写したと書き残している。
このことはピリ・レイスの地図も同様だった。
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年も前、地球の全周を数パーセントの誤差で測定したエラトステネスはアレクサンドリア図書館の館長だった。技術的天才だったアルキメデス、「自動機械」という本を書いたヘロン、知識は心臓ではなく脳に宿っていることを明らかにしたヘロフィロス、幾何学を体系化したユークリッド、星座図を作ったヒッパルコスも、皆この図書館の常連だった。

26397f8dアレクサンドリア図書館ここが原点なのだ。
アレクサンドリア図書館、その70万冊ともいわれた蔵書の中に、古地図の原図があったのだ。
これら一連の古地図が物語っていることは、かつて、超古代とよばれる非常に古い時代に、全世界に及ぶ大文明が存在し、地図作成者たちが統一された技術水準をもって、同一の方法で、同程度の数学知識を持って、おそらくは同じ器具類を用いて全世界の地図を作成したのではないだろうか。
氷河期に宇宙空間を飛行出来るような高度に発達した文明が地球のどこかで繁栄していたが衰退し、その英知の一部がシュメールへと受け継がれ、やがてアレクサンドリア図書館に辿り着いた。
その古地図の原図のコピーを入手しピリ・レイスの地図を描いたのだ。
最古の文明といわれているシュメールは謎の多い文明といわれている。この文明は、現在の文明のすべての基礎をもっていた。神殿の建築技術、船や車輪による輸送手段から芸術的な衣類、装飾品、調理法、法律、裁判制度、音楽、楽器などあらゆるものが揃った文明だったのだ。
そして、奇妙なことにそれに続く他の文明(バビロニア、エジプト、ローマ、インダスなど)より進化していた。
後の文明より前の文明が進化していたとは、変な話しであって、シュメール以前に現代より進化した文明があったとしか考えられない。
僕達の文明は5000年くらいでここまでなったのだから、5000年という年月で現代より優れた文明があったのかもしれない。
その一部がアレクサンドリア図書館に残されていたのだ。
後は核戦争のような物が起きて跡形も無く消えてしまったのかも知れない。
マヤ文明では5000年が一区切りとされ、西暦2015年で破滅がくると予言されている。
地球を痛めつけている僕達も一度消えて、又猿から進化する道を辿るのかもしれない。