9、アヒルの子法則

07アンデルセンの「醜いアヒルの子」の童話は皆さん御存知だろう!
この「アヒルの子法則」は、この物語から引用している。

皆さんも推測できると思うが、第一印象で人を判断しない!とか、誰でもその人なりの能力があるのでは、とかいう法則である。

この法則ができた時の経緯がある。
前の夜、クラブで良い事があり出社した僕は機嫌が良かった。
会議室を覗くと、総務の課長が汚らしいおじいさんと話をしていた。
課長を呼び「誰!」と尋ねると、「面接に来たのですが、72歳ですし、断っていたところです。」と言う。機嫌が良かった僕は、好奇心で話を聞くことにした。
昔、開発の会社を経営していて、今は子供いなく、連れ合いも亡くなり、一人で生活しているが、何か役に立てればと面接に来たらしい!
「何が出来ますか!」と問うと「ラインを改造し、人の削減をし、生産効率を上げれます。」と返ってきた。
その当時ビデオデッキの生産をベルトで流れ作業していて、社員600名だった。
「そうですか!3ヶ月様子を見ますので1人でも削減してください。その時点で正式に採用しましょう。」そう言っておじいさんを臨時に採用した。

つづく!


赤影塾 9、アヒルの子法則 その2