9、アヒルの子法則

おじいさんは3ヶ月で、ラインを改造し3人の削減をした。
年間700万円のプレゼントを貰ったようなもの、それから正社員で4年間、効率や生産管理での貢献の実績は凄いものだった。
幹部には「おじいさんの言う事は、僕だと思え!」と指示したものだ。
いつでも出社して、いつでも退社しても言いというのに、朝は早く出社し社員と食堂で交流が楽しそうだった。飲み会にも誘いがあるようで、嬉しいそうなおじいさんを見ているのが幸だった。

入社して4年目の冬、自転車で通勤していて事故で亡くなってしまった。
天涯孤独だったおじいさんを社葬で、会社全員で送ってあげた。

あの時、気まぐれでおじいさんを採用してしまったが、僕は才能のある人を何人も逃しているのかもしれないと、葬儀の時思った。

今でも食堂に飾られている、おじいさんの写真、新入社員は「会長のおとうさん?」と尋ねられた時、僕は「アヒルの子法則」とおじいさんの話をしてあげる。






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次回で赤影塾は終了します。