CIMG3035龍馬に逢いたくて、いつものペースより早く出発。

桂浜に急ぐ、竜馬の像は日本各地にあるが、やはりここの像が一番好きだ。

龍馬像の横に展望台を設置し,龍馬と同じ目線で太平洋を眺める事ができた。

上から見ると本当にブーツを履いていた。

そして目線は、岡本慎太郎の室戸の方を見ているように思えた。

名残惜しいが、龍馬に別れを告げて、黒潮ラインを走る。

黒潮ラインは、別名 桂浜花海道と呼ばれ、土佐湾沿いを走るシーサイドロードだ。

そして、横波黒潮ライン、細長く伸びた横波半島の尾根を黒潮の大海原を望みながらツーリングが楽しめる。南側は太平洋、北側は北ノ内湾に面しており、かなり高い所を走るので絶景を眺めることができるコースだ。



IMG_1731そして、四万十へ、四国の川は四万十ばかりでなく全ての川が美しいと思った。

四万十の観光案内所で、指定の観光地で押してもらったスタンプをいくつか集めたので龍馬パスポートに変えて貰い、日本最高温度のTシャツをゲット!

会社も車のナンバなど、なんでも41を付けているので、これは買わないとダメでしょう。



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CIMG3066足摺岬までの道は、嫌になるほどのカーブの連続、

この岬にジョン万次郎こと中浜万次郎の像がある。彼は、この辺りの漁師だった。

父親が早く亡くなり、9歳から漁に出ていた。14歳の時遭難して、アメリカの捕鯨船に救助される。四人で遭難したが、他の三人はハワイ下船し、彼だけがアメリカ本土に行く、捕鯨船の船長の養子となり大学まで出た。

彼にも彼女が出来たが、遠洋漁業に行っている間に彼女が病死する。ホームシックになった万次郎は日本帰国を決意。しかし資金がない、時のアメリカはゴールドラッシュ、奇跡的に万次郎の一団が大金鉱を掘り当て、万次郎は超金持ちになる。

そして船を購入する。途中ハワイで別れた3人、一人は病死、一人は結婚していたので、一人だけを連れて日本に帰国する。

時代は幕末、江戸にペリーが来航し黒船騒動。英語が出来ない幕府は交渉が出来ずに困り果てる。万次郎が呼ばれるが江戸城は、武士しか登城できない、万次郎は異例の身分昇格、なんと旗本にジョブチェンジ。万次郎は武士になった!

やがて明治維新、明治新政府誕生、ここでも万次郎の英語が大活躍、アメリカの現状、交渉術、船舶知識なども豊富な万次郎はそのまま新政府の役人になる。

この人ほど数奇な運命の人はいないだろう!