img_0カフラー王のピラミッドの注目する点は、創建当時のピラミッド・コンプレックス「ピラミッド複合体」を今でもそのまま見ることができることだ。
完成時にピラミッド複合体を構成していたピラミッド、葬祭殿、ピラミッド参道、河岸神殿、そして世界的に有名なスフィンクス像とスフィンクス神殿のすべてが今でも残っている。
河岸神殿、死せる王を死者の世界に送り出すための儀式の場として跡地に神殿が建てられた。ピラミッド参道は石材を運搬した斜道の跡だ。
スフィンクス像は高さ20メートル、全長73メートルで、人間の頭部はカフラー王の生前の容貌をモチーフに造られライオンの胴体は「力強き王」の象徴している。
実物大以上の大きさとしては世界でもっとも古い肖像であるということになる。
スフィンクス像は別の場所で作られてここに運ばれたのではなく、もともとその場所にあった石灰岩の岩山を彫り抜いたものなのである。

スフィンクス像の鼻が破壊されているのは、ナポレオン率いるフランス軍がやってきて、大砲の試射の際に標的にされて破壊したと言われているが、彼らが来たときには像は砂に埋まっていたらしい。
そのまま砂に埋まっていたら、現在のように劣化しなかったろうに、地球を汚している人間の影響が、このスフィンクス像にも現れている。


ギザの三大ピラミットⅥ