e0098241_18284964アレクサンドリアの大灯台はフィロンが選んだ七不思議には入っていない。
フィロンが選んだのは、バビロンの城壁だ。
だが何故か古代世界七不思議にはアレクサンドリアの大灯台の名が上がってくる。

アレクサンドリアは、アレクサンダー大王の名前から付けられた。
このアレクサンドリアに、2200年前、巨大な灯台が存在し、古代の地中海を照らし、ヘレニズム文化の中心としてのシンボル的存在だった。
大灯台は、貿易都市アレクサンドリア沖のファロス島にエジプト国王プトレマイオス2世によって建設された。
灯台は大理石で作られており、摩天楼のような恰好をしていた。
3階建てで全体の高さは180mあり、300以上の部屋を有し、大軍団も収容出来る大城塞でもあった。
この灯台のすごい所は油を燃やしその明りを青銅製の反射鏡で海上を照らしたということである。
大灯台の光は50km以上の先の船からでも確認できた。

クレオパトラとアント二ウスのナイル川でイチャイチャしていた時も、ローマ軍を相手に大艦隊が出陣した時も、アレクサンドリアの大灯台は見ていただろう。

その後、アレクサンドリアの大灯台は変な運命をたどる。
イスラム教徒とローマ軍の争いの時、大灯台はイスラム教徒の砦だった。
しかし、ローマ軍の灯台の下に莫大な財宝が隠されているというデマを信じたイスラム教徒の自ら灯台を取り壊してしまった。

大灯台の立っていた場所の「ファロス」は、灯台を意味する。