その2太陽
僕達の住んでいる地球は太陽系の中にあり、その中心は太陽である。
地球の生命体は、太陽が無かったら存在はありえなかった。
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億年前に誕生した太陽の直径は約140km。地球の約109倍もあり、地球のまわりを回る月の軌道がすっぽり入る大きさだ。
質量は地球の33万倍、体積は130万倍、表面の温度が約6,000
、中心部では1,500である。
この太陽の中心核では熱核融合により水素原子4個がヘリウム原子1個に変換されるために圧力が僅かに下がり、それを補うために中心部は収縮し、温度が上がる。
その結果核融合反応の効率が上昇し、明るさを増していく。45億年前から現在までに30%ほど明るさを増してきたとされている。
このように太陽も日々変化している。

sol17太陽の命は150億年と推測されていが、63億年後には中心核で燃料となる水素が消費し尽くされ、中心核ではなくその周囲で水素の核融合が始まるとされる。
その結果、重力により収縮しようとする力と核融合反応により膨張しようとする力のバランスが崩れ、太陽は膨張を開始して赤色巨星の段階に入る。
外層は現在の200倍程度にまで膨張し、この時点で水星と金星は太陽に飲み込まれ、消滅しているだろう。
太陽は超新星爆発を起こすのに十分なほど質量が大きくない。
地球は太陽の膨張により、外に押しやられる働きもあり飲み込まれ事は免れるが、60億年後地球の海は蒸発して無くなり、地球誕生時のように表面は高温なマグマの世界になり、生命は存在できなくなる。