本ブログで投稿した「宇宙の最後」では、ビックフリーズが起きて宇宙は最後になるのではと解いたが、今はビッグリップが起きるのではと考えるようになった。
ビックフリーズとは、現在の宇宙では恒星が死んでも、飛び散ったガスからまた新しく天体が作られています。
しかし星のガスが全てリサイクルされるのではなく、一部は白色矮星や中性子星、ブラックホールに固定されます。
長い時間が経過すると星を作る材料が無くなっていき、また全ての恒星が寿命を終え、100兆年後には恒星が無くなり、宇宙は闇に閉ざされます。
その後、全ての天体はブラックホールに吸収されていきます。
宇宙はブラックホールしか存在しない世界となります。そのブラックホールも最後には消えます。
ビッグリップとは、リップの意味は引き裂くと言う事です。
2005 年に発表されたこの説は、宇宙の膨張を果てしなく加速している事が、永遠に継続しないという考えです。
銀河と銀河の離れる速度を計測すると、326万光年離れるごとに秒速70.1kmずつ速くなっているのです。
さらに加速すると銀河をまとめている重力が膨張に負け、銀河も太陽系もバラバラに引き裂かれます。
500億年後このビッグリップ起きるのではと予想されています。
100兆年後か500億年後か、どちらにしても宇宙には終結があるのです。
完