昨日は、七尾市石崎町の石崎奉燈祭、石崎は和倉温泉の隣町、昔気質が残る活気にあふれる漁師町。
海の男達が年に一度熱い血潮をたぎらせる祭りが石崎奉燈祭である。
この祭りは石崎八幡神社の納涼祭が度重なる大火が原因で、明治22年、網すきの口添えで奥能登より古い「キリコ」を移入して始めたものであり、大火以前のお涼みは祇園系の山車だったといわれている。
能登に数多く点在するキリコ祭りは京都祇園祭の流れを汲むものであり、石崎奉燈祭も平成7年まで京都祇園社の例祭日にあたる旧暦6月15日に行っていた。

最近は8月第1土曜日。
祭り当日、どこからともなく聞こえる祭囃子が祭り気分を盛り上げる。ねじり鉢巻に地下足袋を履き、きつく締めたサラシにお守りを携えた男達とそれを見守る女達。
町中には「サッカサイ、サカサッサイ、イヤサカサー」と威勢のいい掛け声が響き渡る中、奉燈が進む様はまさに圧巻。なにしろ1基を100人程で担ぐのだから、その統制ぶりも見事。
夜には奉燈に灯火が献じられ、浮かび上がった武者絵や大書の墨字が幻想的な空間を醸し出す。
クライマックスの奉燈の乱舞競演では、担ぎ手、観客の興奮は最高潮に達する。

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