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「切籠(キリコ)」または「奉燈(ほうとう)」と呼ばれる高さ数メートル〜十数メートルの巨大な切子灯籠を使うことを特徴とするものである。

地域によって御明かし(おあかし)とも呼ばれる。主として7月から10月に掛けて夏祭り・秋祭りとして、現在も約137の地区で行われており、疫病退散を願って始まったとされる。前面中央部には漢字3文字で表した「キリコ吉祥文字」と呼ばれる地区ごとの願いや祈りを込めた文字を配し、「後美人」と呼ばれる背面には様々な絵(武者絵や風景画など)が施されている。中に灯り(昔はロウソクその他を使用したが現在はだいたい電灯)が入っている。上部には屋根や飾りが付いている。ただ実際のキリコの形や大きさはその地区・地区により様々である。

キリコ祭りは能登地方の住民にとって最も重要な祭りであり、この地区で生まれて都会に出て行っている人たちが、盆には帰省しなくても自分の町でキリコ祭りがある時には戻ってきて、祭りに参加している。そのため、祭りが行われる時期にはその地区周辺は交通が混雑するし、祭り当日は町内への車乗り入れが規制される場合もある。

輪島の「キリコ会館」に行くと、いつでもこのキリコが見れる。

そして、昨日僕にとっては今年最後の祭り「くじり祭り」も終わった。