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何故、魚を食べられるようになったのか!

質問が多いので記事にします。

 

 

僕の生まれた所は、能登!

冬は、荒れ狂う海と雪、人々も寡黙でじっと春が来るのを待っている。

しかし、1年に一度ブレコーで発散する日がある。

夏祭りだ。

キリコに灯が入り、家々はごちそうを沢山作り、人々を迎える。

その日は、隣村の祭りだった。

その村に漁師の友達いて、そこに出かけて行った。

家に入ると、ご馳走などは何もない、彼の家は母が無くなり、父と兄と3人家族の家だったのだ。

その事を知らなかった僕は、お祭りでもこんな家があるのだと認識した。

彼は、明るく「内は何も無いけど、ビールだけはあるよ!」と言った。

2人でビールを飲んでいると、彼は独り言のように「何かつまみ・・・」と言って立ち上がり台所に向かった。

そして、「しいら」と言う魚を慣れた手つきで刺身にした。

刺身だけを皿に盛り上げて出してきた。

勿論、彼は僕が魚を嫌いな事など知らない。

「しいら」は、直ぐ悪くなる魚であまり刺身では食べない。

何も無い部屋で、畳の上に盛り上がった刺身と、缶ビール(17歳なのにビールは変だが昔の事、許して!)この状態では、食べざるを得ない。

彼の優しさが、何処にもない美味しいご馳走だった。

この出来事から、僕は魚を食べれるようになった。