行き付けの寿司屋に入ると、黒服の4人くらいがカウンターに座っていた。

連れが「ノクチ」と叫んだ。

4人の中にノクチさんと言う知り合いがいるのかと思うと、そうでなく男達の前には一升瓶がドンと置いてある。そのラベルは「農口」!

現代の名工。日本の杜氏、「農口尚彦」を知った。

5年前くらいの話である。

それから必死に探すが、手に入らなかった。

1ヵ月後、片町の知り合いからやっとの思いで分けて貰った事を思い出す。

しかし、経営者と意見が合わなかったのか、2期だけで農口酒造を退職してしまった。

残念に思っていると、2017年「株式会社農口尚彦研究所」として復活した。

農口尚彦氏は、80半ばと思いますが、凄いですね!

 

「株式会社 農口尚彦研究所」の本醸造最近良く飲んでいる。

口に含んだ瞬間の微細な炭酸の心地よさと、口当たりの柔らかさ、上品で軽やか。含み香は洋梨を思わせる果実の爽やかさを感じる。酸と香りとキレのバランスが実に精妙だ。

本醸造というより、まるでできの良い吟醸酒を飲んでいる感覚だ。

 

『農口酒造』は既に農口尚彦氏とは、現在何の関わりがないが「農口酒造」で検索すると、まるで2019年現在でも農口尚彦氏がお酒を造っているような表記が確認できる。

皆さん!気をつけて。


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