4 母

母は信子、終戦の樺太からの疎開者だ。

兄弟も多く口減らしで、こんな田舎の父三郎の所に嫁に来たのだ。

当時、樺太は漁業など盛んで裕福だったようだ。

信子も、網元の娘だったので、高学歴で戦争がなければ、もっと上を目指していたようだ。

だから、絵に描いた教育ママで、僕は小学校6年間無遅刻、無欠勤、そして、学校から帰ると、毎日絵日記を書かされる。

そんな信子が受験する学校を選んだのは、四国に3年仙台に仙台2年の船の通信士の学校だった。

自分では、頭は悪い方でもないと思っていたが、喧嘩がいそがしく勉強どころではない。

勿論、受験に失敗!

地元の普通の高校に入学することになった。

 

つづく