心の赴くままに!

赤に染まる朝日を見て、青空と白い雲を眺めて、金色の夕陽を見る、そして夜空の星に語りかける、、
そんな日々を過ごしたい。心の赴くままに!

世界の七不思議

ギザの三大ピラミットⅤ


img_0カフラー王のピラミッドの注目する点は、創建当時のピラミッド・コンプレックス「ピラミッド複合体」を今でもそのまま見ることができることだ。
完成時にピラミッド複合体を構成していたピラミッド、葬祭殿、ピラミッド参道、河岸神殿、そして世界的に有名なスフィンクス像とスフィンクス神殿のすべてが今でも残っている。
河岸神殿、死せる王を死者の世界に送り出すための儀式の場として跡地に神殿が建てられた。ピラミッド参道は石材を運搬した斜道の跡だ。
スフィンクス像は高さ20メートル、全長73メートルで、人間の頭部はカフラー王の生前の容貌をモチーフに造られライオンの胴体は「力強き王」の象徴している。
実物大以上の大きさとしては世界でもっとも古い肖像であるということになる。
スフィンクス像は別の場所で作られてここに運ばれたのではなく、もともとその場所にあった石灰岩の岩山を彫り抜いたものなのである。

スフィンクス像の鼻が破壊されているのは、ナポレオン率いるフランス軍がやってきて、大砲の試射の際に標的にされて破壊したと言われているが、彼らが来たときには像は砂に埋まっていたらしい。
そのまま砂に埋まっていたら、現在のように劣化しなかったろうに、地球を汚している人間の影響が、このスフィンクス像にも現れている。


ギザの三大ピラミットⅥ

ギザの三大ピラミットⅥ

muse37ギザの大ピラミッドの中でも、もっとも小さいのが、カフラー王の息子メンカウラー王のピラミッドである。
高さ約66.5メートル(創建時は70メートル)、底辺約108.5メートル、勾配51度20分という規模のピラミッドだが、大きさだけでいえば祖父クフのものと比べればおよそ半分しかない。
小さな理由は、メンカウラー王がまれにみる人格者で、ピラミッド建造にともなう強制労働をどうしても是認できず、自分用のピラミッドそのものも規模を削減するか、廃止しようと考えていたと言われているが、事実はクフ王とカフラー王による空前の大事業によって、すでに国庫は底をつき、新たな大事業を行うだけの財政的な余裕がなくなったのだ。
メンカウラー王は別の方法で自分の姿と業績を残そうと考えた。
別の方法とは数多くの彫像を制作することであった。
二体像(ダイアド)または三体像(トライアド)と呼ばれる物で、ノモスの女神たちと自分とが並んだ像を作ることで、自分がエジプト全土を支配しているのだということをアピールしたのだ。
メンカウラー王の彫像は数多く発見されている。

img_5イギリス人ハワード・ヴァイスは、1837年にメンカウラー王のピラミッドの入口を発見した。
彼は通路を埋めていた土砂を取りのぞきながら50メートルほど進み前室の下にある玄室に入り、玄武岩でできた蓋なしの石棺の中には木製の人型棺が入っているのを発見した。
ヴァイス大は苦労して石棺と人型棺をピラミッドから引き出し、大英博物館に宛てて船便に乗せた。
人型棺を積んだ船は無事にロンドンに着いたのに、石棺を積んだ船はリボルノの港を出てからすぐに暴風雨に遭遇して沈没してしまったのである。
今でもその難破船は見つかっていない。
メンカウラー王のピラミッドの玄室からは、布に包まれた肋骨や大腿骨、背骨の一部が見つかった。これがまだメンカウラー王のものだという証拠はないが、ピラミッド中から遺体の出たのは、メンカウラー王のピラミッドだけである。
             
                          ギザの大ピラミッド    完


バビロンの空中庭園 Ⅰ

バビロンの空中庭園 Ⅰ

09772253もっとも僕が興味をそそり、考えるだけでワクワクするのが新バビロニア帝国の首都バビロンにあったとされる、立体型の庭園バビロンの空中庭園だ。

1899年バグダードのユーフラテス川近く、ある都市の遺跡を発見した。
その遺跡こそ、その最盛期には富と権力のスケールにおいて空前の繁栄を遂げた、都バビロンだったのだ。

紀元前6世紀、ネブカドネザル大王はハムラビ時代のバビロニアに広大な城壁を造り、数々の大神殿を建てた。
首都を取り囲む城壁は65k、高さ90m、厚さ24mもあり、首都への入り口は青銅づくりの道幅が24mの巨大な門が100個もあり、門を通って入って行くと、ピンク色の大理石の板が敷きつめられた大通りが続き、その先には前後2段から出来た巨大な門イシュタールの門があった。
この門は、釜で焼かれたレンガを接合して造られており、その表面を岩のように固い紺色の光沢レンガがおおい、色鮮やかな竜や雌牛の像がたくさん彫られていた。









バビロンの空中庭園 Ⅱ

バビロンの空中庭園 Ⅱ

乾いた土地が永遠と広がる、土色のこの大地に空中に浮いているような大庭園。
この大庭園はネブカドネザル大王がただ一人の女性の為だけ造り上げたのだ。
ロマンがある話だ。
山国で育った、愛する王妃を慰めるために、ここバビロンの中心部に巨大な緑豊かな自然庭園を造ったのだ。

rondan-2014-06-07宮殿の敷地の中央部に、縦横400m、高さ15mの高さの土台を築き上げ、その上にピラミッド式に次々と土台を設けていった。

一番上の土台までは110mの高さになった。
各層の土台に何万トンもの沃土が運び込まれ、テラスに沿って花壇がつくられ、果実のなる木や、色とりどりの樹木が植えられた。
ピラミッド型のこの巨大な庭園の頂きにはおおきな貯水槽が設けられ、パイプを通して壇から壇へと絶えず水が流れる仕組みだ。
貯水槽には、ユーフラテス川から巨大なポンプを使って汲み上げられた。
時々、散水器で人工の雨が降らされると、綺麗な虹があちこちに出来たらしい。

これが古代世界の七不思議の一つ、バビロンの空中庭園である。

テラスの内部には、ネブカドネザル夫妻のための美しい部屋が造られていた。
大王と王妃は、ここで虹のかかる豊かな緑の中で生活し、小鳥のさえずりを聞きながら日々を過ごしたのである。


バビロンの空中庭園 Ⅲ

バビロンの空中庭園 Ⅲ

grimmer-a2空中庭園のテラスからは、バベルの塔も見ることが出来た。
バベルの塔は人工の山を築き上げた聖塔のことで、その頂きには神を祭る神殿があった
ピラミッド型や、らせん型の塔状の物がある。
基底部の幅は100m何段にもなる大ピラミッド状の塔で、地上100mの高さがある。

バベルの塔は旧約聖書の『創世記』に出てくる。
現実的にはよく分かっていない、実現不可能な天に届く塔を建設しようとして、崩れてしまったといわれることにちなんで、空想的で実現不可能な計画のことを指してバベルの塔とも言う。

新バビロニア帝国の首都バビロンに、現在の高層ビルのような塔が幾つも立っていたとしたら、空中庭園のテラスからの眺めを想像するだけで頭が熱くなってくる。

宇宙都市のような感じがしてくるのだ。

しかし、天にも届くと思われた巨塔も大空中庭園も現在は見る影はない。
虚しく廃虚の跡が残されている。





img4a2af793zikazj名古屋の「スパイラルタワー」バベルの塔に似ている。






















ロードス島の巨像 Ⅰ


 

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