結局、敦賀の高速出口に出てきてしまった。
南条に下りなければ、一瞬で敦賀だったのにかなりのロスだ。
国道8号線を上り道の駅「塩津海道あぢかまの里」に入る。
定休日、道の駅に定休日があるのか!と思いながら寒さ対策する為、熱い缶コーヒを買う。
風が強いので、建物の裏に行くと「丸子船」が置かれている。
「丸子船」琵琶湖特有の形状進化をした船で、船の両サイドの一部に大きな丸太を半割にし、そのまま取り付けるという、独特の手法を用いている。
江戸時代琵琶湖の水運を一手にしていた船だ。風が強く寒くなかったら見逃していた。
悪い事ばかりでないと少し良い気持ちになる。
しばらく走ると湖畔道路の看板があった。
国道8号線を走るより、やはり琵琶湖の直ぐ横を走りたいと思い看板の指示する方向に進んだ。
湖畔は風は異常にに強い、体感温度は益々下がりいつもより体力を消耗した。
おまけに信号が多く、何処にも寄り道しないのにホテルに入ったのは午後6時だった。
ホテルは、横に大衆演劇を完備したスーパー銭湯ある「にゅー琵琶湖ホテル」センスはあまり良くはないが、珍しいラドン温泉源泉を持ち、大衆演劇をチケット込みで1泊2食で6800円、これは安い!
「一日250k、金沢のバイク仲間の連中、これを聞いたら笑うだろうなー」と思いながら、ラドンの露天風呂に浸かり、体はやっと暖かくなった。