カフラー王のピラミッド
yjimageG5PW73A7カフラー王はクフ王の次男である。
カフラー王のピラミッドは、底辺の一辺の長さが約214.5m、高さが約143.5mであり、クフ大ピラミッドと比較すれば、少し小さいことになる。
父クフ王のピラミッドより高く見えるが、カフラー王のピラミッドはそれより高い場所に建っているからそう見えるだけなのである。
実際には創建当時の父のピラミッドより10メートルも低い。今でも頂部を9メートルも失った父のものよりもまだ1メートルも低いのである。おそらくカフラー王は父を意識して、わざわざ父よりも高い場所を選んでピラミッドを建造したのだろう。
カフラー王のピラミッドは父クフ王のものとは違い、ピラミッドそのものに内部構造物はない。
入口は北側に2カ所あり、それらは内部で合流する。そこからほぼまっすぐ平らな通路が続き、玄室に至るが、今では花崗岩製の簡素な石棺があるだけである。
その玄室はピラミッドの頂点からちょうど真下にあたり、地表とほとんど同じ高さにある。つまりピラミッドそのものは単なる積み石であり、あらかじめ造られた玄室の上に「乗っている」だけなのである。
このピラミッドには、創建時に表面を覆っていた外装用の石が上部に残っている。
表面が滑らかに磨かれた外装石がピラミッド全体を覆い、太陽の光を浴びて燦然と輝いていた光景を想像できる。



ギザの三大ピラミットⅤ