44543ソウルから車で1時間くらいに利川市がある。
今日は、そこで陶器のフェアーがあり、韓国のTさんの家族とそこに向かっている。
車は、グランドアンバサダー ソウル前を通り走り抜けた。

今運転しているTさんとの出会いを思い出していた。
彼の息子が生まれた頃だから、もう30年前の話しだ。
僕は、その頃電子関係の事業をしていて、従業員600名年商70億業績の会社のトップだった。

ある仕事が多くなり、下請けを探していた。

その当時ロータリーに入っていたので、その会長に紹介してもらったのが彼だった。

ロータリーの会長「会社に行かずに、韓国で一番高級なホテルに泊まりなさい。そして彼を呼びつけなさい!」僕は会長の言った事をそのまま実行した。


見た目の良い180㎝の社員2人を同行し、はじめて韓国の金浦空港へ乗り込んだ。
社員にお金を50万ほどウオンに両替させると、紙袋に入れて札束を持ってきた。
1万ウオンが一番高い札で、その当時は1000円が1万ウオンなので、札束は10倍になった訳だ。
ホテルで彼に電話すると、それから2時間ほどで彼はホテルの部屋に来た。
仕事の内容を説明すると、彼は「2時間待ってください!」綺麗な日本語を言い残し会社に戻った。
この2時間で僕の全てを調べた事を後で聞いた。

彼はホテルに舞い戻り、「解りました。仕事はさせていただきます。食事に行きましょう。」そして連れて行かれたのは、話に聞いていた「キーセンパーティー」だった。


続く!韓国と僕  Ⅱ