朝早くトントントンと音がする。
なまこ漁の船が、海岸ギリギリに通って行く。
「能登なまこ」は、けた網と呼ばれる特殊な曳き網で漁が行われ、獲れるのは主に赤と青の2種で、一番水揚げが多くポピュラーなのは青なまこ、赤なまこは身がやわらかい高級品として珍重されている。
「能登なまこ」から「くちこ」や「このわた」も生産される。
「くちこ」は、ナマコの卵巣を干したもので、鮮やかなオレンジ色が特徴。1枚の「くちこ」を作るには20匹から30匹のナマコが必要だ。
腸から作られる「コノワタ」と並び、酒の肴(さかな)として珍重されている。
実は一年中獲れる訳ではありません。自然保護の観点から禁漁期が設けられており、漁ができるのは11月6日~3月15日の間。
なまこは海水の温度が下がると活動が盛んになって身が引き締まるため、旬を迎える冬に合わせて漁期が設定されている。
美しい夕日、家から海をのぞくとなまこが幾つか見える。
しかし、僕は「なまこ」が大嫌いだ!