6月1日
霧島市のホテルをいつもより朝早く出て「えびの高原」へ向かう。
九州では、阿蘇と同じく走りたかった道だ。
えびの高原から小林市までの「えびのスカイライン」、宮崎県側の国道223号「霧島バードライン」、えびの高原と霧島温泉を結ぶ「霧島道路」。韓国岳を周遊するこの3本の道の総称が霧島高原道路で、火山地帯だけにあちこちから噴煙が上り迫力満点のはずだ。
その前に国道223号を遡り、伏見の『寺田屋』に薩摩藩士を装い宿泊していた龍馬らは百数十名の伏見奉行配下の役人に取り囲まれ、異変に気付いたお龍は、入浴中にもかかわらず裸のまま飛び出しこの急を龍馬に知らせたという、この有名な話は知っているだろう!
その寺田屋事件で九死に一生を得た龍馬が、傷を癒す為に、西郷隆盛・小松帯刀の薦めで、
お龍とともに日本人初めての新婚旅行に訪れ、18日間過ごした塩浸温泉(しおびたしおんせん)に立ち寄る。
温泉棟の手前、川岸にぽっかり開いた湯船、大好きな龍馬が実際に入った風呂が残っていて感激だ。
実は龍馬が塩浸温泉来た慶応2年頃は、現在の国道223号のある川沿いには道は無かったので、反対側の崖の上にある塩浸集落から降りてきたのだそうだ。
その階段を見ていると、竜馬が下りてきそうでドキドキした。
さて、霧島高原道路は、どの道を選択しょうか!